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2015.4.7 13:44
奈良県内の文化財で相次いで油のような液体がまかれていたことが判明した中、世界遺産・二条城（京都市中京区）
でも２月、二の丸御殿の廊下の床板や建具など計約２０カ所に油のようなものがまかれていたことが７日、
京都府教委や二条城への取材で分かった。
２月１２日午後４時ごろ、観光客の誘導などを委託している外部業者が発見。
スプレー状のもので吹き付けたとみられる油じみのような跡が見つかった。
前日１１日に見回った際は確認されなかったという。
専門家に見せたところ、機械油の可能性があり、跡はほぼ除去できるという。
１２日の来場者は約２３００人だった。
二条城は、何者かによるいたずらとみて、内部を見回る警備員を置くことにした。
二条城は徳川家康が京都の警護と将軍上洛時の宿泊所として１６０３年に造営。
二の丸御殿の大広間は、最後の将軍・徳川慶喜が大政奉還を発表した場所として知られる。
一方、奈良県警によると、奈良県内では長谷寺本堂（国宝、桜井市）や岡寺仁王門（重要文化財、明日香村）、
橘寺本堂（同村）、飛鳥寺地蔵堂（同村）などでも油のような液体がまかれていた。
県警は同一犯の可能性があるとみて、器物損壊容疑で捜査している。
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