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■【日曜経済講座】編集委員・田村秀男
中国のあらゆる政府組織、中央銀行(中国人民銀行)とも軍と同じく、
習近平党総書記・国家主席を頂点とする共産党中央の指令下にある。
中国主導で設立準備が進められている「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」はどうか。
中国は当初から資本金の50%出資を表明し、今後出資国が増えても40%以上のシェアを維持する構えだ。
総裁は元政府高官、本部も北京、主要言語は中国語。AIIBは中国財政省というよりも、同省を支配する
党中央の意思に左右されるだろう。今後、何が起きるか。
例えば、党中央が必要と判断したら、北朝鮮のAIIB加盟がただちに決まり、同国向け低利融資が行われ、
日本の経済制裁は事実上無力化するだろう。東南アジアや南アジアでの中国の軍艦が寄港する港湾設備が
AIIB融資によって建設されることもありうる。そう、AIIB問題の本質は外交・安全保障であり、
平和なインフラ融資話は表看板にすぎない。
今、政府内部や産業界、日経新聞などメディアの一部で、AIIB出資論が出ている。
党指令先組織に日本もカネを出せ、というブラックジョークである。(以下省略)
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