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中国河南省のメディア大河網は3月31日、江蘇省常州市にある企業が、実習生にトイレ掃除をさせ、
「完璧にきれいにした」という“プライド”を示す証拠として、掃除をした本人に便器にたまった水を飲ませたとして「日本人式の奴隷根性訓練か?」と批判する記事を掲載した。
批判された企業は食品製造業者で、教育機関と提携して、実習生を受け入れているという。
実習生になったと称する人が「まさかトイレ掃除をさせられ、その後で(便器の)水を飲ませられるとは思わなかった」とインターネットで投稿したことで、多くの人が知ることになった。
中国では、郵政相、消費者担当相、食品安全担当相などを歴任した野田聖子衆議院議員が、帝国ホテルで勤務を開始した直後、
先輩にトイレ掃除を厳しく教育されたと伝えられている。野田議員の先輩は、トイレを「手を抜かず、絶対にきれいにした」との自信を示すために、
清掃後に便器の中の水を飲んでみせた。野田議員もその後、同じように便器の水を飲んだと伝わっている。
大河網が「日本人式の奴隷根性訓練か?」と批判したのは、野田議員の「エピソード」が中国でよく知られているからと考えられる。
大河網は、「実習生には苦労がつきものだが、実習生が持つ尊厳をおとしめてはならない」と主張。
また、企業側による「企業文化の教育であり、強制的に飲ましたわけでなない」との説明については、「企業文化とは理性的であるべきであり、公序良俗に違反してはならない」と反論した。
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