15/03/29 13:10:16.35 *.net
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「この法案が通ったら、私は殺されてしまう……」
東京都内の企業で派遣労働者として働く宇山洋美さん(50代女性・仮名)は、怒りに震えている。
安倍内閣が13日に閣議決定し、国会に提出した派遣法改正案。シングルマザーで2人の子どもを育ててきた宇山さんを、
さらに苦しめる内容としか思えないからだ。
これまでの派遣法では、受け入れ期間は原則1年、最長3年までに制限されていた。
それが、改正案が成立すれば事実上撤廃される。3年間働いた人を同じ職場の別の課に異動させるか、
他の派遣労働者に入れ替えれば、無期限の派遣労働が合法化される。さらに、派遣会社と無期の雇用契約を結んでいる人も、
同じく無期限の派遣労働が認められる。
通訳など26分野の専門業務に限り無期限の派遣労働が認められていた規制も緩和され、
26分野の枠組みが撤廃される。つまり、どんな業務でも正社員に代わって派遣労働者が担えるようになる。宇山さんは言う。
「安倍さんは、女性の活躍推進を強調していますけど、あれは正社員で幹部候補の
エリート女性だけに向けられたものなんです。私のような派遣労働者には何の関係もない話です」
派遣労働者122万人のうち、女性は74万人。26歳で夫と別れた宇山さんは、一家の家計を支える大黒柱として
2人の子どもを育ててきた。15年前に派遣会社に登録してからは、鉱業関連の企業に派遣されてずっと働いている。
契約更新は3カ月単位と不安定だ。
業務内容は、専門業務の一つとされている「事務用機器操作」で、ワードやエクセルなどパソコン用ソフトを使って
資料を作成する。だが、実際には海外から来た重要顧客の滞在の世話から、社内の宴会幹事まで担当することもある。
「『事務用機器操作』といっても、やる仕事は一般職の女性社員と同じ。何でもやらされます。給料は正社員の3分の1ぐらい。
退職金もボーナスもありません。50歳を過ぎて転職も難しく、年齢を理由にクビになるまで生殺しです」(宇山さん)
労働問題を取材しているジャーナリストの北健一氏は言う。
「宇山さんの現状は違法の可能性が高い。しかし、派遣労働者は働いている企業に労働環境の改善を求めると、
『うるさい人間だ』と判断され、契約満了時に事実上の解雇である『雇い止め』にあうかもしれない。
多くの派遣労働者は、会社に違�