15/03/22 09:42:11.78 *.net
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◆この世界ははるかに広く、戦うことより、逃げるほうが賢明なこともある
ここんとこ、僕が2006年に「いじめ」に関して書いた文章が激しくリツーイトされています。
もともとは朝日新聞の求めに応じて書いた文章で、「もし、あなたが今、いじめられていたら、とにかく逃げなさい」という内容です。
逃げる前に「遺書」を書き、台所に置いて、学校に行かず、一日中、ブラブラして、大人達に心配をかけて、
「死に切れなかった」と言って戻ってきなさい。それでもダメなら、学校宛てに、あなたをいじめている人の名前書いて送って、
そして、その学校から逃げなさい。大人だって、会社が嫌なら逃げているのです。逃げることは恥ずかしいことではありません。逃げて逃げて、逃げ続けるのです。
大丈夫。この世界はあなたが思うよりはるかに広いのです。どこかの山にも南の島にも、
あなたが生き延びられる場所はあるのです。とにかく逃げなさい―そんな内容です。
書いた当時は、この文章に対する反発もけっこう受けました。「戦わないで逃げてどうする」というのが典型的な反論でした
「戦うことを教えないで、逃げることを勧めるなんて無責任だ」とか「逃げているだけでは、ろくな大人になれない」なんてことも言われました。
でも、最近、ネットではこの文章がさかんにコピーされています。
原因は胸潰れる、上村遼太君の悲しい事件だと思います。18歳や17歳の少年達に日常的にいじめられていた
上村君のようなケースで「逃げないで戦え」なんて言える大人はいないと思います。
できることは