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2015年03月18日 04時50分
セクハラ行為を受けたとして女性職員から提訴された宮城県大衡村の跡部昌洋村長（６６）は１７日、自身に対する不信任案を前日に可決した村議会を解散した。
村議会は定例会の会期中だったが、２０１５年度一般会計当初予算案など８議案が成立しないまま、審議が打ち切られた。村議選（定数１４）は統一地方選に合わせ、４月２６日に行われる。
跡部村長は１７日午前、議会を解散する通知書を議長に提出。総務課を通じ、「私のもとでは、予算も含め信任できないということなので、解散を決断せざるを得なかった」とのコメントを出した。
解散により失職した萩原達雄・前議長は読売新聞の取材に、「新年度予算が決まる前の解散は想定外で、理解できない」と語った。
村選管によると、村議選は１４年１１月に成立した統一選臨時特例法に基づき、４月２１日告示、同２６日投開票の日程で行われる。新年度の人件費や選挙関連費などを盛り込んだ暫定予算を村が３月中に編成し、
跡部村長が専決処分で対応するといい、財政課の担当者は「村民の生活に影響が出ないようにする」と強調した。一方、村議の突然の失職に伴い、議会事務局は小学校に卒業式への欠席を連絡するなど対応に追われた。
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引用元：YOMIURI ONLINE（読売新聞） URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)