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朝日新聞デジタル 3月13日(金)10時44分配信
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米国務省当局者は12日、鳩山由紀夫元首相がウクライナ南部のクリミア半島を訪問し、
昨年3月のロシア併合に向けた住民投票に理解を示すような発言をしたことについて、「日本政府と同様に、鳩山氏の訪問と発言に深く失望している」との立場を示した。朝日新聞の取材に答えた。
この当局者は、米国はウクライナの主権と領土の統合に揺るぎない支持をしていると強調し、「クリミアはウクライナの領土であり、ロシアによる併合は認めない」と述べた。
米政権はロシアによる一方的なクリミア併合宣言を強く批判し、11日にも不法な併合に関係したとしてロシアの銀行などを新たな制裁対象に追加。
鳩山氏が記者会見で、「(住民投票が)ウクライナの法制度に適合していることが分かった」などと語ったことは、欧米や日本の立場とは全く相いれないとしている。(ワシントン=奥寺淳)