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来日したドイツのメルケル首相は9日、東京都内で講演し、第2次大戦中に
関係が悪化した周辺国との和解には「過去と向き合うことが重要」との認識を示した。
首相はナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)にもかかわらず、ドイツは
国際社会に受け入れてもらう幸運に恵まれたと指摘。「ドイツがきちんと
過去と向き合った一方、連合国が過去を克服するドイツを見守ったからだ」と強調した。
また、不倶戴天の敵だったドイツとフランスの関係が和解から友情に発展したのは
「両国民が歩み寄ろうとしたところから始まった」と語り、隣国との対話の重要性を訴えた。
ただ、日本と中国や韓国との関係については「アドバイスする立場にはない」と述べるにとどまった。
首相は講演で、過激派組織「イスラム国」による日本人人質殺害やフランスの
連続テロに言及。これらの事件は「自由や寛容に対する信念を妨げない」と力を込め、
日本と手を携え、テロに立ち向かう考えを表明した。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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