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伏線は、あった。川崎市川崎区の多摩川河川敷で中学1年の上村遼太くん(13)の遺体が見つかった殺人死体遺棄事件。友達は、
今年初めから不登校だった彼の“異変”に気づいていたという。
「先月かな、カミソン(上村くんの愛称)の左目が真っ青に腫れて、様子がおかしかった。それで、問いただしたら、ボソッと
<やられた>って。でも、<だれにも言わないで>っておびえていたんだよ」(同級生)
13年9月に島根・隠岐諸島の西ノ島から川崎に引っ越してきた上村くんは、進学した中学で「カミソン」のあだ名で親しまれていた。
透き通った島の海に思いを馳せる少年は、濁った海しか知らない川崎の中学で目立ち、「去年の秋くらいから同じ中学や別の中学の
先輩に目をつけられていた」(地元関係者)らしい。
川崎署捜査本部は、交友関係を中心に捜査。犯人は10代の若者とみられるが、手口はむごい。
「現場の捜索で、凶器とみられる刃渡り10センチのカッターナイフや結束バンドなどが見つかりました。結束バンドで手足を縛られた状態で、
暴行を受けたようです。首や顔、腕には無数の切り傷があり、カッターナイフは折れていました。死因は出血性ショック。しかも、
死亡推定時刻の1時間後の20日午前3時には、現場近くの公衆トイレでボヤがあり、彼のものとみられる衣服が燃やされていた。
遺体のそばにあった服は彼のものではなく、犯人は発火器具も用意し、遺体の確認を遅らせるため、衣類を燃やしたようです。
カッターナイフや結束バンドは、殺害を計画して用意したと考えるのが妥当。犯行は残忍かつ計画的です」(捜査事情通)
身動きが取れない人の首に刃を向ける手口は、イスラム国の人質殺害事件をイメージさせる。「人を殺してみたかった」名大の
女子大生といい、今回といい、若者を巡る事件は異常だ。
大阪産業大客員教授の八幡義雄氏(初等教育)が言う。
「小さいころから殺戮をテーマにしたゲームやネットに触れている影響でしょう。『画面の中にあることを試したい』と思う子が少なからずいるのです。
凶器を用意するのはアイテムを揃える感覚で、彼らとしてはあくまでも“試し使い”。だから殺すつもりがなく、逮捕されても反省の弁がないのです。
殺人事件は今後、もっと低年齢化するでしょう」
怖い世の中だ。
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