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【ニューヨーク＝水野哲也】米当局は１９日、１９７７年の「ダッカ事件」の超法規的措置で釈放された後、米国で収監されていた日本赤軍メンバーの城崎勉容疑者（６７）を日本に強制送還した。
城崎容疑者は日本時間の２０日午後に成田空港に到着する予定で、警視庁公安部は、インドネシア・ジャカルタの日本大使館などが襲撃された「ジャカルタ事件」（８６年５月）の現住建造物等放火未遂容疑で逮捕する。
城崎容疑者は、金融機関などを狙った強盗事件で服役中の７７年、日本赤軍が日航機をハイジャックしたダッカ事件の超法規的措置によって釈放された。その後、日本赤軍に合流。
８６年のジャカルタ事件で米国大使館を襲撃したとして、９８年に米国で禁錮３０年の判決を受けていた。
先月１６日に出所し、日本への移送手続きが進められており、１９日にアトランタの空港から航空機で強制送還された。公安部は９２年に城崎容疑者を現住建造物等放火未遂容疑で国際手配している。