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反捕鯨団体シー・シェパードは13日、和歌山県太地町のイルカ追い込み漁は残酷だとして、
中止を求める抗議活動を全米14カ所と中南米や欧州など15カ所の日本の在外公館前などで行ったと発表した。
ロサンゼルスでは日本総領事館が入るビルの前で、約150人がイルカの絵を描いたプラカードなどを掲げ「日本は恥を知れ」などとシュプレヒコールを上げた。
太地町のイルカ漁をめぐっては、隠し撮りした映像で漁を批判的に描いた米映画「ザ・コーヴ」が、
2010年にアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞、国際的な関心や非難が高まった。
ロサンゼルスの抗議行動に参加した歌手ローラ・アンジェリーニさん(56)は「太地町の伝統だということは知っているが、
イルカ漁はやはり残酷」。同映画をきっかけに2年ほど前からシー・シェパードに加わった英俳優ロス・マッコールさんは「日本は大好きだが、
イルカのような賢い生き物を減らす代わりに他のことができるんじゃないか、という意識を促したい」と話した。(ロサンゼルス 共同)
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