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毎日新聞 2月6日(金)20時10分配信
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◇大阪地裁、チワワは衝突原因でショック死と認定
飼い犬のチワワが散歩中、シェパードに衝突されて死んだとして、
堺市東区の夫婦がシェパードの飼い主に約57万円の賠償を求めた訴訟の判決が6日、
大阪地裁であった。川畑正文裁判長は、チワワは衝突が原因でショック死したと認定。
シェパードは鎖が外れた状態で管理が不十分だったとして、飼い主に約22万円の支払いを命じた。
判決によると、夫婦は血統証明書付きの15歳のチワワを飼っていた。
昨年2月、突進してきたシェパードがぶつかり、心不全で死んだ。
判決はチワワについて、▽高齢のため、大きなショックで死ぬ可能性があった
▽著しい体格差があるシェパードの突進は脅威だった--と推定できるとし、
突然ぶつかられたため、急激な興奮による心不全になったと認めた。
また、シェパードは普段、現場近くの駐車場で鎖につながれて飼育されていたが、
当時は鎖が外れていたとみられるとし、飼い主に責任があると判断。チワワが15年間、
家族の一員だったことを考慮して慰謝料18万円、葬儀費用2万3700円などの支払いを命じた。
1審・堺簡裁が約20万円の賠償を命じ、双方が控訴していた。【服部陽】