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産経新聞 2月4日(水)21時18分配信
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【上海=河崎真澄】日本のアニメを愛好する中国の若者向け雑誌が相次ぎ廃刊に追い込まれている。
販売部数が約20万部で人気トップだった月刊誌「動感新時代」が先月、
創刊から12年目で“停刊”したことが分かった。販売部数減少が理由だが、関係者によると、
メディア当局に出版許可を取り消されたという。
取り消し理由は不明。ただ、中国では習近平指導部が発足した2012年ごろから、
メディア当局が日本など外国製アニメに暴力的なシーンやわいせつな内容が数多く含まれるとして監視を強めていた。
日本アニメで使われる若者向けの日本語を解説したり、アニメ関連イベントを開催したりしてきた愛好誌は、
中国で02年ごろから雨後の竹の子のように創刊されたが、12年以降、「東西動漫社」「動画基地」「絶対領域」など、
10種類近い愛好誌が廃刊している。
一方で、中国国内で作られたアニメを対象とした愛好誌は発行が続けられている。
中国で「動漫族」と呼ばれるアニメ愛好家は数千万人とされ、
違法ダウンロードのほか海賊版DVDも氾濫(はんらん)している。アニメの声優や主題歌の歌手なども人気が高い。
参考画像 動感新時代
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