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愛媛県は4日、青色発光ダイオード(LED)の開発でノーベル物理学賞を受賞した
中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)に県民賞を贈った。
中村さんは、高校生や大学生のための講演会にも臨み、約3000人の聴衆に
「ぜひ海外に出て学んでほしい」と語りかけた。
県庁で行われた贈呈式には、中村知事ら約60人が出席した。中村知事は「暗闇を照らすLEDの光のように、
閉塞感が漂う我が国の子どもたちに夢と希望を与えた」と偉業をたたえた。
式後、中村さんは「古里に帰ると、細胞が活性化する。
愛媛はベンチャー企業を起こすのにいい環境。自分もその手伝いができたら」と話した。
ひめぎんホール(松山市道後町)での講演会で、中村さんは化学メーカー「日亜化学工業」に勤めていた頃、
屋根付きの駐車場にトタン板で壁を作って「研究室」にしたり、LEDの素材を作る中で何度も失敗して
爆発させたりしたエピソードなどを話した。そして若者たちに、「英語を身につけ、日本のいい発明を
世界に売り込めるようにしてほしい」と励ました。
松山東高2年の女子生徒(16)は、「愛媛県人として誇りに思う。
海外留学して中村さんのように活躍したい」と話した。
写真:中村知事(左)と握手する中村さん(県庁で)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
2015年02月05日 11時52分
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