【社会】月収15万・・・東京のタクシー運転手が抱える悲惨な実態 [転載禁止]©2ch.net at NEWSPLUS
【社会】月収15万・・・東京のタクシー運転手が抱える悲惨な実態 [転載禁止]©2ch.net - 暇つぶし2ch1:海江田三郎 ★@転載は禁止
15/01/07 12:30:15.15 0
URLリンク(news.livedoor.com)
 アベノミクスの効果といわれ、日経平均株価が約5年半ぶりに15000円台に回復した2013年5月。
矢貫氏は、タクシー運転手として最後の1カ月を送った。ここで矢貫氏は1カ月の水揚げ(売り上げ)50万円
という目標を立てる。取材最後の1カ月ということで、
「アベノミクスという言葉を日常的に耳にするようになっていたのも追い風になると信じ、そんな強い意気込みでスタートした」
 とのことだが、その結果は惨憺たるものだった。水揚げの総額は40万3230円で、この金額だと50%が運転手の取り分となる。
結果、給料の総額は19万4010円で、手取りにして15万8156円しかなかったというのだ。
 タクシー運転手は多くの客を乗せれば、それだけ収入も増える。もちろん中には多く稼いでいる運転手もいるだろう。
しかし、誰もが簡単に稼げるわけもなく、手取り15万円程度で苦しい思いをしている運転手も多いのだ。
アベノミクスの恩恵など、ほとんどのタクシー運転手は実感していないのである。
 タクシー運転手の厳しさは安い給料だけではない。さらに、「運転手負担金」なるものが運転手にのしかかってくる。
2013年のある月の矢貫氏の給料明細にはこんな記載があったという。
「Gカラー控除、3450円」「無線控除、1050円」「クレジット、3110円」
 これらが「運転手負担金」というもので、それらが給料から引かれるのだ。
 まず「Gカラー控除」とは何か。これは、黒塗りのハイグレード車で仕事をした際、
1回の業務につき150円を運転手が負担するというもの。負担の根拠は「ハイグレード車の車両価格がスタンダード車よりも高いので、
その差額の一部を運転手が負担する」だという。会社が所有しているはずの車の代金を、なぜだか運転手が負担しているのだ。
「無線控除」は、「無線配車を受けたら、その回数にかかわらず一業務につき300円」というもの。
これもまた名目としては無線設備の費用の一部を運転手が負担していることとなる。
 そして「クレジット」は、クレジットカードでの支払いの5%を手数料として負担するというものだ。
クレジット会社に支払う手数料は3%なので、運転手は2%を余計に払っていることとなる。
そもそもクレジットの手数料を運転手が負担するのもおかしいが、さらに2%を上乗せし、ここでもまた設備費用を負担させるというのだ。
 普通の会社なら、設備投資を社員に負担させるなどということはあまり聞かないが、タクシー業界ではこれが当たり前となっている。
タクシー業界がいかに運転手に負荷をかけたうえで成立しているかがわかる。
 そんな厳しい状況の中、タクシー運転手たちはできるだけ多くの客を乗せようと争奪戦を繰り返すこととなる。
 矢貫氏いわく、かつてはタクシー運転手の間の不文律として「道路の反対側で客が手を上げていてもUターンはしない、
自分が空車で走っている場合、前を走る空車を抜かない、抜いてしまったらそのまま右車線を走り去る」といったものがあったという。
しかし、今は「客を乗せるためなら何でもあり」という状況なのだ。空車同士が客を取り合って強引に割り込むことや、
「回送」を表示しておいてライバルの空車を出し抜く運転手もいて、ルール無用の状態らしい。
(続く)


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