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中国はここ数年、南シナ海の領有権をめぐって、周辺各国と激しく対立しています。実効支配を強化しようと、軍隊だけでなく、
「海上民兵」と呼ばれる漁民たちも動員しています。その実態を取材しました
中国最南端の島・海南島の潭門。この港町に、「海上民兵」と呼ばれる漁民たちがいます。
「どの海域にも行ったことがある。行くのは怖くないよ」(漁民)
日頃は漁をしていますが、定期的に軍事訓練を受け、軍の物資運搬や巡視活動にも携わります。有事の際には、大船団を組んで出航し、
軍事活動を支援します。
「海上民兵」の存在が注目されたのは、南シナ海の西沙諸島をめぐるベトナムとの対立でした。去年、中国側が一方的に開始した石油の
掘削作業をめぐり、両国の船がにらみ合い、たびたび衝突しました。現場には、中国当局の船だけでなく、潭門の「海上民兵」の漁船も
加わっていたといいます。
「(衝突した船は?)この船と同じタイプ」(漁民)
「(当時、乗船していたのは?)民兵だ。民兵は銃や大砲を持っている。相手が発砲するなら、我々も発砲する」(漁民)
港に向かう道路には、習近平国家主席が視察に訪れた際、撮影された記念写真が大きく掲げられています。
「皆さんの今後の大漁を願っている」(中国 習近平国家主席)
習主席はおととし4月、潭門を視察し、「海上民兵」を自ら激励、軍の活動を積極的に支援するよう訴えました。「海上民兵」は、
西沙諸島や南沙諸島で、人工島の埋め立て作業や滑走路建設の資材運搬にあたるなど、南シナ海全域に活動範囲を広げています。
「人民解放軍が管理する西沙諸島には、軍のモーターボートや大砲も飛行機もある」(漁民)
「海洋大国」を唱え、南シナ海の実効支配を強める中国。その先兵である「海上民兵」が、年々存在感を増しています。(06日11:40)
URLリンク(news.tbs.co.jp)(動画あり) 依頼スレ384