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年末年始の貧困者への炊き出しをさせないことを目的に、東京都渋谷区が区立宮下公園など3公園を閉鎖した問題に絡み、支援団体は29日、
同公園に隣接する歩道脇のスペースで炊き出しを始めた。
団体側は26日に区へ公園の利用申請を出したが、「(1月3日まで)供用を停止しているため」との理由で許可されなかった。
メンバーらは歩道脇での炊き出しに「行くところがどこにもなかった。命に関わるため、やむを得なかった」と説明している。区側とのトラブルはなかった。
この日は、ホームレスの人たちや、ボランティアら計約100人が集まり、区内の青果店からもらったタマネギやニンジンを刻み、カレーを作って食べた。
野宿者の男性は、わんから立ち上がる湯気を顔で受けながら一気に食べ「今の時期、温かいものを食べられるだけで本当に幸せだ」と笑みを浮かべた。
主催した「渋谷越年・越冬闘争実行委員会」のメンバーによると、新聞やインターネットを通して公園閉鎖を知った人たちが何人も、
使い捨てカイロや調味料などを差し入れに来てくれたという。
渋谷区在住の男性は「もやもやした気持ちがして、できることをしたいと思って来た。渋谷区の対応はおかしいと思う」と、カンパ金3000円を
メンバーに手渡して立ち去った。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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