【最貧困女子】日本社会は人類史上はじめて、若い女性が身体を売りたくても売れない時代を迎えた ★3 [転載禁止]©2ch.net at NEWSPLUS
【最貧困女子】日本社会は人類史上はじめて、若い女性が身体を売りたくても売れない時代を迎えた ★3 [転載禁止]©2ch.net - 暇つぶし2ch1:海江田三郎 ★@転載は禁止
14/12/29 11:01:50.15 0
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若い女性と貧困

 バイトや非正規で貯金がなくても、分厚い社会資本を持っていればけっこう充実した人生が送れる。
これは素晴らしいことだが、ここで問題になるのは、誰もが「友だちの輪」に入れるわけではないことだ。
 友だちグループというのは、「俺らに合う」奴を仲間とし、「ウザい」奴を排除することで成立する集団だ。
これはあらゆる共同体(コミュニティ)に共通する法則で、参加資格に(しばしば暗黙の)高いハードルがあるからこそ内部の結束は高まるのだ。
 しかし先に述べたように、「友だち」はきわめて特殊な人間関係だ。身近に自分の親友になり得る相手がいたとしても、
学校や学年がちがえば「友だち」にはなれない。これほど条件が厳しければ、どの友だちグループにも所属できない層が一定数生まれるのは必然だ。

 いったん友だちネットワークから排除されてしまうと、地元にいても面白くない。
こうして学校を卒業すると(あるいは中退して)東京や大阪などの大都市を目指すのだが、
そのときじゅうぶんな人的資本か金融資本を持っていないと、(社会資本は地元に捨ててきたのだから)
すべてをかき集めてもほとんど「資本」を持たない状態になってしまう。これが「貧困」だ。
 これまで経済大国・日本では、若い女性は貧困とは無縁だと考えられてきた。
「若い」というだけで社会的価値があり、それを利用して金銭を獲得できるからだ。
いわゆる「水商売」や「風俗」のことだが、中村敦彦氏は『日本の風俗嬢』で、2000年あたりを境に風俗の世界に大きな地殻変動が起きたという。

 ひとつは少子高齢化と価値観の多様化(草食化)によって風俗の市場が縮小したこと、
もうひとつは女性の側に「身体を売る」ことへの抵抗がなくなって風俗嬢志望者が激増したこと。
需要が減って供給が増えたのだから、当然、価格は下落する。これが「セックスのデフレ化」で、
かつては月100万円稼ぐ風俗嬢は珍しくなかったが、いまでは指名が殺到する一部の風俗嬢の話でしかなく、
地方の風俗店では週4日出勤しても月額20万円程度と、コンビニや居酒屋の店員、介護職員などとほとんど変わらないという。

 貧困線上にある若い女性にとってさらに深刻なのは、景気の悪化によって風俗業界が新規採用を抑制するようになったことだ。
そのため現在では、10人の求人のうち採用されるのはせいぜい3~4人という状況になっている。
日本社会は(おそらく)人類史上はじめて、若い女性が身体を売りたくても売れない時代を迎えたのだ。

 このようにして、金融資本と社会資本をほとんど持たずに地方から都会にやってきた若い女性のなかに、
唯一の人的資本であるセックスすらマネタイズできない層が現われた。彼女たちは最底辺の風俗業者にすら相手にされないので、
インターネットなどを使って自力で相手を探すか、路上に立つしかない。それでもじゅうぶんな稼ぎにはほど遠く、
家賃滞納でアパートを追い出され、ネットカフェで寝泊りするようになる―すなわち「最貧困女子」の誕生だ。

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