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東京都世田谷区で一家4人が殺害された事件が未解決のまま発生から14年となるのを前に、被害者の宮沢泰子さん(当時41)
の姉で絵本作家の入江杏さん(57)が27日、東京都内で「ミシュカの森」と題した集会を開き「14年未解決のままだとは思わなかった」と語った。
入江さんは事件当時、宮沢さん一家の隣に住んでいた。第一発見者になった母親(故人)や、自分を支えてくれた夫(同)
との思い出を語り「曖昧な喪失の重みを抱えて生きていかないといけない」と胸の内を明かした。
集会後には「事件解決のために自分ができることが少なくてもどかしい。犯人が見つからないと、気持ちをどこにぶつけていいか分からない」と話した。
ミシュカの森は今年で9回目。ミシュカは宮沢さんの長女、にいなちゃん(当時8)と長男、礼ちゃん(同6)が大事にしていた
クマのぬいぐるみの名前で、入江さん作の絵本にも登場する。
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