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今秋の国内外のソバの不作で、2014年産のそば粉の価格が上がっている。
特に、国内消費の7割を占める中国産は円安が追い打ちをかけている。
年越しそばが書き入れ時を迎えているそば店は、コスト上昇に頭を悩ます。
年明け以降、値上げの動きが広がる可能性もありそうだ。
「1年間で2回の値上げはできないが、対策は考えないといけない」。
東京都千代田区のそば店「浅野屋」を経営する小林伸行さん(59)は年末の繁盛期にもかかわらず、うかない顔だ。
4月の消費増税に合わせて春に価格を見直したばかり。使用するそば粉は国内産で、
複数の仕入れ先から、来年以降、1割程度値上げする可能性があると話があった。
主産地の北海道で、夏場の長雨などで作柄が悪かったことが響いている。
中国産そば粉はさらに値上げが急ピッチだ。そば製粉最大手の日穀製粉(長野市)は、
「最盛期」が過ぎた年明けから、3割程度値上げする方針だ。他の製粉会社でも値上げを検討する動きがある。
中国産は不作に加え、価格が高いアワやキビなどへの転作が進み、生産量が大きく減った。
貿易統計によると、中国産の玄ソバ(ソバの実)の輸入価格は、今年夏までは1トン当たり6万円台で推移していたが、
10月には約9万2500円に上がった。業界団体の日本蕎麦協会は「円安が拍車を掛けた部分も大きい」と分析する。