14/12/25 11:22:11.25 xoEClsSU0
>>1
トマ・ピケティがインタビューで、日本を危惧しているのは少子化もある。
ー「21世紀の資本論」トマ・ピケティへのインタビューより引用ー
日本のケースは私の主張を裏付ける端的なものだ。欧州と似ているが欧州よりも極端なケースになっている。
(中略)
日本社会で注目すべきもう一つのポイントは人口動態だ。人口が増えないどころか減少している。
人口が減る社会は、時代を経るにつれ大きな不平等を生むリスクを抱えている。
子どもの数が少ない社会では、相続財産、つまり過去に蓄積された富の割合が大きくなる。
夫婦に子どもが10人いるなら相続はそれほど重要ではない。1人が継ぐ財産の量は少ないからだ。
子どもは自分で仕事をして、自分で富の蓄積をすることになる。
一方で、人口減少社会では前世代が形成した富をその後の世代が引き継ぐので、富の蓄積がどんどん進む。
夫婦に子どもが1人しかいなければ、両親から財産を受け継ぐ。双方の親に富がなければ、どちらからも
財産を継承できない。こうして、世襲によって受け継がれる不平等がとても大きくなる。
仕事で成果を出しても報われないリスクも高まるということだ。
ー引用終わりー