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週刊現代2013.5.11・18合併号 開成・筑駒・灘「卒業30年後の神童」たち
家業の化学メーカー、日本セロンパックを継いだ筑駒OB、田中司氏(45歳)は、傍目には人並以上の成功を手に入れながら、今も筑駒時代の「敗北感」を胸に抱き続けている。
筑駒での6年間は、私にとって苦い思い出です。劣等感に苛まれ続ける6年間でした。」
こんなことを話す田中氏だが、経歴を聞けば一浪ながら東大文学部から卒業後は総合商社の丸紅に入社し、どうみても完全なエリート街道を進んでいるように見える。
それでも田中氏は「私は完全に落ちこぼれでした」と断じ、それを理由に「多くを望まなくなった。」という。
その理由は開成よりもさらに特殊な筑駒の学歴基準にある。ある筑駒OBによれば、東大文系の中にさらに細かいヒエラルキーが存在するのだ。
法学部が最高、経済学部はすでにちょっとした落ちこぼれ、文学部なんて東大じゃない。
だから(文学部の)田中氏は自身を「落ちこぼれ」と呼ぶ。
開成OBの市場聡一郎氏(38歳)はそうした進学校的競争から距離を置いた一人だ。
開成から慶應環境情報学部に合格したが、前述のように開成では「価値のない学歴」。
母にまで「あなたが開成だと知ってる人には、恥ずかしくて大学名を言えないわ」とことあるごとに嘆かれたという。
「いま思えばどうでもいいことなのですが、当時は真剣に悩みました。」