14/12/18 18:58:03.01 0
12月14日、衆議院議員選挙の投開票が行われた。
各テレビ局は報道特集を組んだが、その際、画面脇にTwitterで投稿された“人々の声”を紹介するスタイルをとった番組も多かった。
だが、投稿の拾い方には各社で異なり、マスメディアに不信感を持つTwitterユーザーたちの間でさまざまな憶測を招く事態に。
その象徴ともいえるのが、フジテレビ系ニュース番組の『FNN』(フジニュースネットワーク)でピックアップされたツイートをめぐるTwitterユーザーたちの反応だ。一例をご紹介しよう。
「中国と韓国との領土問題を解決してほしい」
これはあるTwitterユーザーによる投稿。
だが、投稿をしたアカウントを実際にみてみると、「鍵付き」になっている。
“鍵付き”のアカウントの投稿を拾うには、同番組の公式アカウントと相互フォローしていなければならない。
だが、このアカウントのフォロー数はわずか2人のみ——ということは“やらせ”ではないか?とツイッター上で物議をかもしたのだ。
しかし、この件はその後、投稿したという人が「アカウント名の記載ミス」を指摘。
1文字違いの別アカウントだったことが判明し、疑いは晴れた。
一方で、こんなケースもあった。
“作り立て”と思われるアカウントからの初ツイートが番組で取り上げられたことに“やらせ”疑惑の眼差しを向けるTwitterユーザーが登場したのだ。たとえば、
「あーおもしろくない。
何のための選挙だったんだ。」
というツイートもそのひとつ。この投稿をしたアカウントにとって、これはいわゆる「初ツイート」だった。
“選挙”をキーワードに検索して探す方法はあるが、これではツイート数が多過ぎる。
ということは、一般的に考えると、このツイートが番組スタッフの目にとまる可能性はかなり低い。
にもかかわらず、番組内でピックアップされたことに、Twitterユーザーたちから不信感をもたれてしまい、
「ほとんど自作自演と改竄ツイートだった疑惑」
「直ぐにバレる自作自演w」
などと疑いをかけられたのだ。もちろん“偶然”の可能性も十分にあるが、違和感をいだいたTwitterユーザーは少なくなかった様子。
そのほか、同番組のハッシュタグ「#fnnsenkyo」がないツイートを拾ったり、
反対に選挙当日の初ツイートから、すべての投稿に「#fnnsenkyo」ハッシュタグがついているアカウントのツイートを拾ったり、
同じツイートを何度も表示したりといったことが散見されたことも、Twitterユーザーたちが不信感を募らせる原因になった模様。
ちなみに「初ツイートが採用される」という指摘は日本テレビの特別番組に対してもあったが、それと対局のスタンスで注目を集めたのがTOKYO MX。
同局では、特番コメンテーターに声優・愛美さんを起用し、ツイートは「放送上不適切な書き込み以外は掲載する」という荒業に出た。すると画面には、
「あいみん可愛い」
「ゆるゆりなちゅやちゅみ好評上映中」
「グリザイアの果実はよ上映せい」
など、選挙とはまったく関係のないアニメファンからの投稿が相次ぎ、それを見て面白がるTwitterユーザーたちも多かったようだ。
昨今、マスメディアに不信感をもつネットユーザーは多いが、ピックアップされるツイートひとつにも、Twitterユーザーたちは敏感に反応している。
制作サイドとしては、痛くもない腹を探られるくらいなら、いっそTOKYO MX方式のしたほうがいいのかも…?
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