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■ライチョウの危機深刻 岐阜大でパネル展、生態紹介
国の特別天然記念物で、県鳥にも指定されているニホンライチョウの現状を紹介するパネル展
「ニホンライチョウの危機―神の鳥を失わないために」が、岐阜市柳戸の岐阜大図書館で開かれている。
生態や関連の研究を伝えるパネル、写真、剥製など約100点が並んでいる。来年1月8日まで。
ニホンライチョウは岐阜・長野県境の乗鞍岳などを含む北アルプスと南アルプス、周辺の高山に生息。
全体の個体数(推定)は30年以上前は約3千羽いたが、最近は2千羽以下に減少したとされる。
生息域を広げたキツネやカラスに捕食されたりシカにえさの高山植物を食べられたりしているのが要因。
環境省は一昨年、レッドリストを改訂し、近い将来野生での絶滅の危険性が高い「絶滅危惧ⅠB類」に
引き上げた。
同展はライチョウの繁殖などに関わる岐阜大応用生物科学部動物繁殖学研究室の楠田哲士准教授が
企画した。
パネルは、自然界のニホンライチョウに関わる研究のほか、保護のための人工飼育に向け、近縁亜種の
ライチョウを飼う富山市ファミリーパークや上野動物園(東京都)などが取り組んでいる繁殖などの研究を紹介。
岐阜大連合農学研究科博士課程2年山本彩織さん(26)も動物園から近縁亜種のふんを取り寄せ、産卵や
精子形成に関わるホルモンの濃度を分析、照明の影響を調べた成果を出展した。
ニホンライチョウの骨格標本や、ウズラより一回り大きい卵、コケモモなどの高山植物も展示している。
楠田准教授は、「県鳥であることを知らない人も多い。理解を深めてほしい」と話していた。
16日午後4時20分から同大応用生物科学部で、同展に協力した中村浩志信州大名誉教授が
ニホンライチョウの現状と保護について語る講演会もある。受講無料。申し込み不要。
URLリンク(www.gifu-np.co.jp)
URLリンク(www.gifu-np.co.jp) 岐阜新聞 Web (2014年12月09日09:25)
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