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2014年12月08日(月)
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命を守るエアバッグが凶器に変わる。「タカタ製エアバッグ問題」の裏には自動車メーカーの焦りと部品メ
ーカーの実情、アメリカの思惑が交錯していた。世界の安全を揺るがすこの問題の背景とは。
手榴弾並みの破壊力
「タカタのエアバッグ問題は、いまや全世界で1600万台の自動車がリコール対象車になるという前代未聞
の規模にまで拡大しています。日本でも、各自動車メーカーで総計260万台以上のリコールが発生してい
る。深刻なのは、そのうち100万台以上もの自動車が問題のエアバッグを搭載したままだという点です。タ
カタ製エアバッグの事故映像を見ましたが、爆発の衝撃は、小型の手榴弾ほどの威力とさえ言える。非常
に危険な状況です」
自動車評論家の国沢光宏氏は、こう警鐘を鳴らす。
エアバッグが作動した瞬間、風船を膨らませるためのガス発生装置が破裂し、飛び散った金属片が体を
切り刻む?。自動車部品メーカー・タカタの「殺人エアバッグ」が今、世界を恐怖に陥れている。
「現在までに、このエアバッグが原因とされている死亡事故はアメリカとマレーシアで5件発生しています。
全世界で起きた負傷事故は100件を超え、今後も増加することが予想されます」(全国紙経済部デスク)
幸いなことに日本ではまだ人的な被害は起きていないが、これは対岸の火事ではない。一歩間違えれば
大惨事となる事故が、すでに国内でも起きているのだ。前出の国沢氏が続ける。
「今年1月に静岡県で起きた事故は、タカタ製エアバッグの危険性を物語っていました。電柱にぶつかった
トヨタ・カローラ'02年モデルの助手席エアバッグが破裂し、飛び散った部品が後部座席に引火したのです。
もし車内でエアバッグが爆発すれば、死に至る高温の部品が目の前を飛び交うことを意味しています」
次ページに掲載した表をご覧いただきたい。これは、国内のリコール対象車のうち、100万台以上にのぼ
る未改修の車種一覧表だ。フィット(ホンダ)や前出のカローラ(トヨタ)など人気車種がずらりと並び、BMWの
中核を担っている「3シリーズ」も軒並み名を連ねている。その車種の総計は、実に81種(11月27日現在)。
これらすべての車種で、表中に記載されている製造年のものが、今この瞬間も国内を走り続けているのだ。
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