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日本人の結婚観に変化 「独身でも恥ずかしくない」
「人民網日本語版」2014年12月5日
売れ残り男女は、日本でもここ数年増える一方だ。「売れ残り」現象によって晩婚化と少子化にいっそう拍車がかかり、日本人なら誰もが見過ごすことのできない社会問題になっている。
日本内閣府が発表した2014年版「少子化社会対策白書」によると、日本人の平均初婚年齢はここ数十年間上昇の一途をたどっており、今では男性30.8歳、女性29.2歳となっている。統計データによると、日本における2010年の生涯未婚率は、男性が20.1%、女性が10.6%だった。また、25歳から39歳の年齢層の未婚率も上昇し続けている。年齢層をより細かく分けた場合、25歳―29歳の未婚率は男性71.8%・女性60.3%、30歳―34歳は男性47.3%・女性34.5%、35歳―39歳は男性35.6%・女性23.1%。
日本で売れ残り男女が増える主な原因として、以下が挙げられる。
■ この20年あまり、日本国内では不景気が続いている。正社員になれない若者が続出、恋愛もままならず、結婚などもってのほかだ。統計データによると、日本の非正規雇用者数は2千万人を上回り、仕事と所得いずれもが不安定な状態だ。このような情勢のもと、多くの若者にとって、恋愛ひいては結婚は、「手を伸ばしても届かない高すぎる望み」となってしまった。
■ 日本は今もなお、伝統的な男性中心社会のままで、「亭主関白」という考え方のもと、家事を手伝い子供の面倒を見る男性は、まだ多いとは言えない。このため、多くの有能な女性が、「仕事か家庭か」という難問に直面し、「キャリアを諦め専業主婦になる」もしくは「家庭の幸せを捨てて、一生独身を貫く」の二者択一に迫られている。
■ 日本の社会観念に変化が生じた。2000年以前の日本社会では、いい年になっても結婚しないことは、「恥ずかしいこと」で、周囲から「所帯さえ持てない半人前の人間」とバカにされないよう、早く身を固めた方が良いと考える人が多かった。また、終身雇用制だった当時、社員は、結婚して子供をもうけた後、やっと昇進できるというパターンが主流だった。だが、この数年、ほとんどの人が、「独身であっても別段恥ずかしくない」と考えるようになり、企業側も、「結婚」を昇進の条件として考慮に入れることもなくなった。(編集KM)
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★1 2014/12/05(金) 20:16:16
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