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県立高校のトイレ100%洋式化へ 関根県教育長が方針
埼玉新聞 12月6日 18時17分配信
県が県立高校139校全てのトイレを100%洋式にする方針であることが5日、県議会の一般質問で明らかになった。関根郁夫県教育長は「耐震対策の進ちょくを踏まえ、財源の確保や整備手法を工夫しながら、まずは(通常の授業が行われている)普通教室棟のトイレの洋式化100%を目標に整備を進める」との考えを示した。福永信之議員(公明)の質問に対する答弁。
福永氏は、現在の子どもたちの自宅トイレは洋式が圧倒的で、コンビニエンスストアやファミリーレストランなども洋式であることを強調。学校のトイレが和式であるため、昼休みに学校を抜け出し、コンビニのトイレを借りる高校生がいることも例示した。
県教育局財務課などによると、県立高校139校のうち、洋式率が50%以上の高校は29校。110校が50%未満で、中には10%未満も7校あるという。
関根県教育長は「生徒の安全を守る耐震対策を優先しているため、トイレ洋式化を含む老朽化対策に十分な投資ができていない状況にある。トイレ洋式化、温水洗浄便座化は、衛生的で快適な学習環境を確保するため、優先的に取り組むべき課題」と述べた。
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