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関税15億5千万脱税…「差額関税制度」悪用で
【読売新聞】 2014/12/05 14:51
外国産豚肉の輸入にかかる「差額関税制度」を悪用し、関税約15億円を免れたとして、千葉地検特別刑事部は
4日、千葉県柏市の食料品輸入会社「タックインターフーズ」の実質的経営者、佐藤孝志容疑者(65)(柏市)を
関税法違反容疑で逮捕した。
発表によると、佐藤容疑者は2011年12月～12年12月、約250回にわたってカナダから冷凍豚肉計約6200トンを
輸入し、税関への申告価格を実際より高く偽装。関税負担が最小となる「分岐点価格」(1キロ・グラムあたり
524円)に近い価格で申告し、約15億5400万円を脱税した疑い。
外国産豚肉を巡っては、国内の養豚農家保護のため、「差額関税制度」が導入されている。輸入豚肉が
国内価格などを参考に決めた基準価格を下回ると、差額分を関税として徴収。基準価格より高い場合、
部分肉では一律4.3%を課税している。
ソース: URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)