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国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府精華町)は4日、
脳波や脳の血流の動きで家電製品を遠隔操作できる技術を改良したと発表した。
「テレビをつけたい」と頭でイメージするだけで、スイッチを入れられる段階まで進歩した。
従来は、操作までに暗算などをして集中する必要があったが、
通常の脳状態で可能になった。手足が不自由な人や高齢者の生活支援の技術として開発を進めているが、
玩具やゲーム業界なども強い関心を示しているという。平成32年までに実用化を目指す。
研究はATRと島津製作所、積水ハウス、NTT、慶応大学が平成23年7月から共同で行っている。
4日に公開された実演では、センサー機器を頭に付けた人がテレビを付けようと手を画面に向けると、
機器と無線LANでつながっているテレビが点灯した。
「テレビをつける」と考えたときに生じる脳の血流の変化をセンサーが読み取り、家電を起動させる仕組みだ。
ただ点灯には約17秒かかり、時間短縮が課題だ。
脳の電気活動である「脳波」で動かす研究も行われているが、今回は脳血流で操作できるようにセンサーを変えた。
これらにより、暗算などで集中力を高めるための動作がいらず、スイッチが入る成功率も70%程度から84%に向上した。
今後は、数百人規模の脳情報のデータベースを構築して行動ごとの傾向を抽出、無線通信で照合して、
精度や速度向上につなげる研究を行う。