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[東京 4日 ロイター] - 帝国データバンクは4日、
11月の円安関連倒産が42件となり、3カ月連続で過去最多を更新したと発表した。
今年1月から11月までの累計は301件で、前年同期に比べて2.7倍に増加している。
今年1─11月の累計を業種別にみると「運輸・通信業」が86件と全体の3割弱を占める。
次いで卸売業68件、製造業58件、建設業42件の順。
負債規模別でも10億円以上の倒産が32件で、前年同期の15件から倍増。
11月は負債30億円超の大型倒産も2件発生した。
帝国データバンクでは、ガソリン・軽油価格の高止まりを受けた地方の運送業者を中心に、
原材料を輸入に頼る各種食料品や繊維・アパレルなどの製造・卸業者が
「今回の円安局面で相次いで行き詰っている」と指摘している。
4日の東京市場でドル/円 は120円目前に迫るなど円安傾向が続いており「
日銀による追加の金融緩和後の円安の影響が出始めるとみられる年明け以降も、
引き続き円安関連倒産はじわり増加基調をたどる可能性が高い」としている。 (伊藤純夫)
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11月円安倒産、最多の42件 1‐11月は前年比2.7倍=帝国データ