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早くて、安くておいしいといえば、回転ずし。
その人気ランキングで、3位のハマチ、2位のマグロを抑えて、一番人気なのがサーモン。
このサーモンの価格が高騰して、各地で悲鳴が上がっている。
冬本番、寒い時期にぴったりのものといえば、お鍋。
「それゆけ! 鮭ヤロー!」は、世界中からおいしいサケを集め、さまざまなオリジナル料理を提供するサケの専門店。
お手ごろ価格で、美味。
サケやマスなどのサーモンは、おすしでも人気のメニュー。
客は、「おいしいです」、「そんなに高くないから、いつでも食べられる」などと話した。
ある調査によると、サーモンは回転ずしで、「普段多く食べるネタ」の堂々第1位。
さらに、「『値上がりはごめんだ』と思うネタ」でも1位に選ばれている。
しかし、このサーモンが今大ピンチとなっている。
築地斉藤水産・斉藤善明さんは「ノルウェー産(のサケ)です。半年前から比べると5割くらい高い」と話した。
サーモンの国内需要は、年間40万トン以上。
この6割以上を輸入に頼っている。
築地斉藤水産・斉藤善明さんは「なんといっても中国ですよ。日本に来る魚(サーモン)を全部買い占めちゃう。日本より高く買うから、高い方に売るよね」と話した。
円安や、すし人気など、世界的な需要の高まりを受け、サーモンの輸入価格は、2000年ごろから上がり続け、そのころと比べると2倍以上にも値上がりしている。
しかも、この輸入価格に引きずられて、国内の養殖ものも値上がり。
この高騰の背景には、ある意外なことも関係していた。
ウクライナ情勢をめぐり、2014年8月、ロシアは欧米などによる制裁の対抗措置として、アメリカやEUなどからの食料品の輸入禁止を発表した。
これには、世界最大のサーモン生産国・ノルウェーからの輸入も含まれていた。
そのため、サーモンの国際取引市場では、ロシアがノルウェーに代わり、生産量世界2位のチリから輸入を
増やすのではという見方が広がり、サーモンの取り合いが予想されたことから、取引価格が急上昇した。
「それゆけ! 鮭ヤロー!」の店員は「(サーモンは)マグロなどに比べたら、親しみやすいイメージがあるので、
(値段)上げるわけにもいかない。お客様のことを考えると、据え置きでいきないなと」と話した。
サーモンやイクラは、正月の贈答品や、おせちなどに使われることも多いため、これから家庭でも買う機会が増える食材。
今後、価格はどうなるのか。
築地斉藤水産・斉藤善明さんは「(価格は)12月の暮れは多少上がる。下がることはない」と話した。
残念ながら、2014年は例年に比べ、少し高い見込み。
その一方で、数の子や子持ちコンブは安くなっているという。
URLリンク(www.fnn-news.com)
サーモンの価格高騰、各地で悲鳴 値上がりには意外な理由も