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【ロサンゼルス=中村将】今年1月から娯楽用マリフアナ(乾燥大麻)の販売が認められるようになった米西部コロラド州で、
9月までのマリフアナ販売に関連する課税収入が約3千万ドル(約34億円)に上ることが分かった。
7月から販売を始めた西部ワシントン州も似たような状況で、両州の財政は娯楽用マリフアナで大きく潤っている。
コロラド州では娯楽用マリフアナの販売などが課税対象となっており、来年は1年間で4970万ドルの税収を見込む。
ワシントン州も2015~17年の間に5120万ドルの税収を期待している。
コロラド州では、マリフアナに関する観光ツアーも現れた。あるツアーは豪華バスを使って州内の関連施設を周遊。
娯楽用マリフアナが販売されている薬局や栽培場などを見学し、昼食はマリフアナ摂取が可能なレストランでとるという。
また、公共の場でのマリフアナの使用は禁止されているため、喫煙や摂取可能な部屋を用意するホテルや貸別荘なども出始めた。
オレゴン、アラスカ両州も今月4日の住民投票で過半数が娯楽用マリフアナの使用、販売に賛成。
“成功例”にならい解禁の動きを加速させる公算が大きい。