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国会議員が文科省と議論 - 幸福の科学大学不認可問題について
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国会議員が文科省と議論
幸福の科学大学の不認可については、良識ある国会議員からも疑問の声が上がっている。
次世代の党所属の2人の国会議員に、幸福の科学大学不認可に対する問題意識についてインタビューした。
幸福の科学大学の不認可について、大きな問題意識を持っています。許認可の判断には「公明正大さ」が重要ですが、それが欠けているように思います。
子供たちの未来を閉ざした下村大臣の責任を問う
次世代の党 衆議院議員中丸啓
(なかまる・ひろむ)1963年、広島生まれ。広島県立廿日市高校卒業。メディア夢工房(テレビ新広島グループ会社)に勤務後、
ITコンサルティング企業の代表取締役に就任。2012年の衆院選で初当選。著書に『次世代の大和魂たちへ』がある。
不認可の理由は整合性が取れていない
まずおかしいのは、「霊言を根拠とした教育内容は学問として認められない」「審査を妨害する不正な行為があった」という不認可の理由です。
霊言が否定されるなら、神の言葉や奇跡について教えるキリスト教系、仏教系の大学はよいのでしょうか。
明確な基準が示せないのであれば、比較的新しい宗教である天理教や創価学会が大学を建てていることとも整合性が取れません。
この件については、同じく問題意識を持っている上野議員と共に、大学設置室長の新木聡氏を呼んで
話を聞きましたが、納得できるものではありませんでした。
また、「妨害行為」についてですが、霊言本を収録して関係者に送ることが妨害になるとは思えません。
それを妨害だというなら、文科省にはどのように審査に影響があったのかを明らかにする責任があります。
今回の幸福の科学大学側の行為は、通常の言論・出版活動の範囲内ではないでしょうか。
子供たちの未来をつぶす無責任な判断は許しがたい
今回の件で、特に私が公明正大でないと感じるのは、行政手続きについてです。大学の設置認可に当たっては、
建物と設備を事前に揃える必要があります。こうした仕組みにおいて、最終段階で突然新しい理由を出してきてひっくり返すのは問題です。
自分たちの判断が、どれだけ影響力を持っているかについて、認識が不足していると言えます。
私が一番心を痛めているのは、開学を心待ちにしていた子供たちのこと。開学を信じて学業に励んできた子供たちや
親たちの未来への影響も考えた上で、今回の判断をしたのでしょうか。
現在の審議会制度は、誰が責任者なのか分かりづらい状況になっていますが、最終的な判断権者は下村博文大臣です。
今回の問題は、認可制度や自由をめぐる国民全体の問題でもあると考えています。衆院が解散になって、
追及が中断するのは残念です。国会議員として、今後もこの問題を追うことができるなら、国会でその時の文部科学大臣を追及し、真偽を明らかにしたいと考えています。(談)
許認可判断の際は十分な議論と丁寧な手続きが必要
次世代の党 衆議院議員上野ひろし
学問性の有無の判断基準は明確ではない
まず確認したのは、なぜ幸福の科学大学の教育内容は「学問」と認められなかったのか、という点についてです。
文部科学省の理解では、「霊言に基づいた教育は学問とは認められない」一方で、「キリスト教の聖書や
仏教の経典に関する教育については、批判的な観点も含め、長年研究がなされ、十分な研究成果の蓄積があるので学問に該当する」とのことでした。
比較的新しい宗教も大学を設立している中、「幸福の科学の教えについては、まだ長期間の客観的研究がなされていない」とされています。
この「十分な蓄積があるか否か」の判断基準については、議論の余地があるように思います。
仮に「立宗からの年月」が基準になるのであれば、それは何年なのか。そうでなければ、何によって学問性の確立が認められるのか。
論文数なのか、研究者数なのか。そうした判断の拠り所については少なくとも規定上は明確ではありません。
一定の共通認識を得ることが大切
経済産業省時代、法令を担当していた立場から言えば、申請に対する許認可等の判断基準については、できる限り具体的なものにする必要があります。
もちろん、学問性の有無のように、客観的な数字で規定することが難しいものもあるでしょう。そうであればこそ、申請者と許認可権者である
文部科学省との間で、丁寧な議論を行い、一定の共通認識を得る必要があるのではないかと思います。
中丸議員も指摘しておりますが、そういう意味では、申請から不認可までの手続きにおいて、こういった難しい問題を取り扱うのに
十分なだけのやりとりが行われたかどうかという点も重要です。
国会の解散が急に決まり、本件についての議論は未だその途上でありますが、再び国会議員となることができれば、この問題については継続して確認していきたいと思います。(談)