14/11/21 17:41:13.64 0
2014/11/21-15:08
安倍晋三首相が21日、衆院を解散した。衆院解散は戦後25回目で、これまで「死んだふり
解散」(中曽根政権)、「郵政解散」(小泉政権)など当時の政治状況や首相の個性を反映した
名称で呼ばれてきた。今回は首相の経済政策の是非が最大の争点とあって、与野党ともに
「アベノミクス」に絡めた呼び名が目立つ。
自民党の谷垣禎一幹事長は、与党の衆院選勝利が経済再生をもたらすとの意味を込め、
「アベノミクスで好循環につなげる解散」と指摘。高村正彦副総裁は、安倍政権の路線がどれ
だけ支持されているか再確認する「念のため解散」と説いた。
これに対し、野党側は景気回復の恩恵が大企業中心に偏っているとして、アベノミクスの負
の側面をあぶり出そうと躍起だ。民主党の海江田万里代表は「政権行き詰まりを隠す解散」
「大義なき解散」と批判のトーンを強め、川端達夫国対委員長は「アベノミクス失敗隠し解散」と
断じた。
維新の党の江田憲司共同代表も「経済失政解散」と切り捨て、松浪健太国対委員長はうまく
進んでいない内政・外交から目をそらす狙いだとして「逃げノミクス解散」と命名した。
共産党の志位和夫委員長は、消費税再増税反対の世論に「追い込まれた解散」と指摘した。
◇戦後の衆院解散
【解散日】 【解散の通称】 【内閣】 【特徴】
45・12・18 GHQ解散 幣原 女性に参政権
47・ 3・31 新憲法解散 第1次吉田 新憲法施行前に解散
48・12・23◆ なれ合い解散 第2次吉田 共産躍進
52・ 8・28 抜き打ち解散 第3次吉田 鳩山派を不意打ち
53・ 3・14◆ バカヤロー解散 第4次吉田 首相暴言で解散
55・ 1・24 天の声解散 第1次鳩山 組閣時に早期解散約束
58・ 4・25 話し合い解散 第1次岸 自民・社会の初対決
60・10・24 安保解散 第1次池田 「所得倍増論」問う
63・10・23 ムード解散 第2次池田 東京五輪控え解散
66・12・27 黒い霧解散 第1次佐藤 与党に不祥事相次ぐ
69・12・ 2 沖縄解散 第2次佐藤 沖縄返還が争点
72・11・13 日中解散 第1次田中 インフレで自民後退
76・12・ 5● ロッキード選挙 三木 自民が初の過半数割れ
79・ 9・ 7 一般消費税解散 第1次大平 自民敗北「40日抗争」へ
80・ 5・19◆ ハプニング解散 第2次大平 選挙中に首相が急死
83・11・28 田中判決解散 第1次中曽根 田中批判で自民苦戦
86・ 6・ 2 死んだふり解散 第2次中曽根 自民 304議席の圧勝
90・ 1・24 消費税解散 第1次海部 土井ブームで社会躍進
93・ 6・18◆ 政治改革解散 宮沢 自民分裂で野党転落
96・ 9・27 小選挙区解散 第1次橋本 小選挙区制を導入
00・ 6・ 2 「神の国」解散 第1次森 首相失言相次ぐ
03・10・10 マニフェスト解散 第1次小泉 自・民の2大政党化進む
05・ 8・ 8 郵政解散 第2次小泉 郵政反対組に刺客、自民大勝
09・ 7・21 政権交代解散 麻生 民主大勝で政権交代
12・11・16 近いうち解散 野田 自民が政権復帰
14・11・21 ? 第2次安倍 ?
(注)◆は内閣不信任決議案可決に伴う解散。80年、86年は衆参同日選
●は任期満了選挙の投票日
(2014/11/21-15:08)
引用元:時事ドットコム URLリンク(www.jiji.com)