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東京電力は、高濃度汚染水がたまる福島第一原発の地下トンネルの対策で、汚染水が残った状態のまま特殊なセメントを流し込んで
埋める方針を決めた。これまでは建屋との接合部を凍らせ、水を抜いた後に埋める計画だったが、凍結が進まず変更を迫られた。
ただ、セメントがいびつな形で固まり、トンネル内に汚染水が残るリスクもある。
トンネルは海近くまで続いており、海洋汚染が再発する大きな懸念材料として残っている。
東電は凍結止水を試みたが、水中に凍結管を入れるだけでは凍らなかった。作業員が二十四時間態勢で大量の氷を投入し、水温を
下げて凍らせようともしたが、不十分だった。
十月中旬からは凍結管と建屋のすき間にセメントを流し込み、水の行き来を減らす対策も実施。今月十七日にトンネルから汚染水
二百トンを抜き取ったところ、三日たってもトンネルの方が水位が低い状態が保たれている。ただ、グラフのように建屋内の水を抜くと、
つられてトンネルの水位も下がる状態が続き、東電は接合部の完全な止水は難しいと判断した。
東電は二十一日の原子力規制委員会の検討会で、凍結止水の断念を表明する。代わりに、トンネルから汚染水を少しずつ抜きながら、
水中で薄く広がる特殊なセメントを流し込んでトンネルをふさぐ方法への切り替えを提案する。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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