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青酸化合物で夫を殺害したとして京都府向日（むこう）市の筧千佐子（かけひ・ちさこ）容疑者
（６７）が殺人容疑で逮捕された事件で、京都府警が千佐子容疑者の自宅を捜索した際、空の服薬
用カプセルを大量に押収していたことが、捜査関係者への取材でわかった。府警はカプセルに詰め
た青酸化合物を飲まされた可能性があるとみて調べている。
捜査１課によると、千佐子容疑者は昨年１２月２８日ごろ、自宅で夫の勇夫さん（当時７５）に
青酸化合物を摂取させ、殺害した疑いがある。府警は２０日午後、千佐子容疑者を殺人容疑で京都
地検に送検した。
勇夫さんが死亡したのは午後９時ごろとみられ、血液や胃から青酸化合物が検出された。一方、
口内やのどからは青酸化合物が検出されず、ただれた痕なども残っていなかった。府警はこれまで
の捜索でカプセルを押収。勇夫さんが青酸を詰めたカプセルを飲まされた可能性があるとみて調べ
ている。捜索では服薬用のオブラートも押収したという。千佐子容疑者は「私は絶対に殺していま
せん」と容疑を否認している
朝日新聞：URLﾘﾝｸ(www.asahi.com)