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甘利経済再生担当大臣は記者会見で、GDP=国内総生産の伸び率が2期連続でマイナス
となったことについて、デフレマインドを払拭(ふっしょく)しきれないなかで、
ことし4月に消費税率を引き上げた影響が大きいという認識を示しました。
この中で甘利経済再生担当大臣は、7月から9月までのGDPの伸び率が2期連続でマイナス
となったことについて「民間予測のプラスに近いことを期待していたが、マイナスの大きな要因は消費だ。
デフレマインドを払拭しきれないなかで消費税率を上げたインパクトが想定より大きいということだ」と述べました。
そのうえで消費税率10%への引き上げについて「総理があす以降、何らかの判断をするのではないか。
最も大事なことは消費税率引き上げによって景気が失速し、デフレに戻ってはならないということだ」と述べ、
今回のGDPも踏まえ、安倍総理大臣が判断するという考えを改めて示しました。
また衆議院の解散について、安倍総理大臣が判断することだとしたうえで「消費税率を10%に引き上げる
法律がすでに成立し、これを変更する場合は改正が必要だ。なぜ変えたかということも説明しないといけない。
それはまさに国政を預かっていく方向性を示して国民に理解を求めることにつながる」と述べました。
一方、甘利大臣は「アベノミクスは失敗していないと思う。経済環境をよくして企業業績を伸ばし、
賃金に反映される。こうしたことが消費を後押しするという循環は成功している」と述べました。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)
経済再生相 デフレマインド払拭しきれず
11月17日 12時10分