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無期懲役のNHK元カメラマンに7470万支払い命じる 主婦殺害で金沢地裁
産経新聞 11月17日 11時36分
平成23年に起きた金沢市の主婦への強盗殺人罪などで、無期懲役が確定したNHK金沢放送局の元委託カメラマン、若生康貴受刑者(39)に、遺族が慰謝料など計約9200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で金沢地裁は17日、計約7470万円の支払いを命じた。
藤田昌宏裁判長は判決理由で「若生受刑者の車から殺害された主婦の血液が大量に検出されるなど、犯人であることを合理的に推認できる」と述べた。
遺族側は、刑事事件で裁判所が有罪判決言い渡し後、引き続き被告に賠償請求できる「損害賠償命令制度」に基づく申し立てをしていた。
遺族側は「首を何度も突き刺す残忍きわまりない行為で、精神的苦痛は甚大だ」と主張。
若生受刑者側は、主婦の殺害を否認し賠償責任を負わないと反論していた。
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