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プルサーマル計画:延期の方向で検討 電気事業連合会会長
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毎日新聞 2014年11月14日 20時15分
電気事業連合会の八木誠会長(関電社長)は14日の定例記者会見で、使用
済み核燃料を再利用するプルサーマル計画について「実施時期について再検討
する必要がある」と述べ、延期する方向で検討することを明らかにした。20
15年度までに全国の原発16~18基で実施する計画だったが、原発の再稼
働が進んでおらず、実施が難しくなっていた。
プルサーマル計画は、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を原
発の燃料として使う計画。建設中の使用済み核燃料再処理工場(青森県)で使
用済み核燃料からプルトニウムなどを取り出し、MOX燃料加工工場(同県)
で核燃料に加工し、全国の原発で使う計画だった。1997年に電事連は10
年度までに実施する計画を立てたが、MOX燃料工場の建設遅れなどのため、
実施予定を15年度に延期した。
両施設を運営する日本原燃は、今年4月にMOX燃料工場の完成延期を発表。
10月には再処理工場の完成延期を発表した。いずれも原子力規制委員会の
安全審査が長引いていることなどが理由だ。また、MOX燃料を利用予定の全
国の原発も、再稼働の見通しが立たず、計画実施は困難な状況になっていた。
八木会長は「資源の有効活用の観点から、プルサーマルを含む核燃料サイク
ルの重要性は、いささかも変わらない」と従来の見解を繰り返した。新計画に
ついては「再処理工場で新たなプルトニウムが回収されるまでの間に検討し、
お知らせしたい」と明言を避けた。