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中国・北京を訪れている安倍首相は10日、習近平国家主席との初めての首脳会談を行った。北京から原田敦史記者が中継。
約2年半ぶりに行われた日中の首脳会談。日本側は会談を「全体的に紳士的な雰囲気で行われた」と評価している。日本時間10日
午後1時前から北京の人民大会堂で行われた会談では、出迎えた習国家主席に安倍首相が、「こうしてお会いすることができて非常に
うれしい」と話したが、習主席は厳しい表情を崩さなかった。
会談で安倍首相は「我が国は引き続き平和国家としての歩みを堅持していく」と述べた上で、「日中間には個別の問題もあるが全体的な
関係を損なうことは避けるべきで、ぜひ前向きに対応してほしい」と呼びかけた。これに対し、習主席は「今回の会談は関係改善の第一歩
であり、今後も徐々に関係改善のための努力をしていきたい」と応じた。その上で、習主席は「歴史問題は13億人の国民の感情の問題だ」
と述べ、“村山談話”など歴代政権の約束を守ってこそ、アジア隣国との友好関係を発展できるとクギを刺したという。
会談で両首脳は、不測の事態を避けるため防衛当局者が緊急時に連絡を取り合う海上連絡メカニズムの運用開始に向け作業を行う
ことで一致した。
今回の首脳会談について、中国の国営メディアは異例とも言える速さで伝えている。新華社通信は「日本側の求めに応じて日中首脳
会談が行われた」と、会談はあくまで日本側の要請だったことを強調して速報を伝えた。中国中央テレビでは、会談終了後すぐに中国の
日本の専門家が出演し、「国の関係は共同で構築するもの。我々は日本の行動を見たほうが良い」などと日本側の今後の対応を慎重に
見極めるべきとの解説を伝えている。
ソース(日テレNEWS24) ※ソース元に動画あり
URLリンク(www.news24.jp)
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