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国民生活センター/偽物トラブル過去最多/ネット通販の購入で増加
国民生活センターは10月16日、偽ブランド品やソフトの海賊版、コンサートチケットの偽造品などに関する13年度の相談数が、4360件で過去最多だったと発表した。
実物を確認することなくネットで商品を購入した消費者がトラブルに巻き込まれることが多くなったとみている。
偽物に関するトラブルは過去10年間で増加が続いているが、10～13年度にかけて急増した。14年4月から10月までの相談件数も、1965件にのぼっている。
偽物の購入経路は、通販と店舗購入に2分される。04年度はそれぞれ39%と47%であったが、05年度に通販の割合が上回り、13年度には通販が85%を占めた。
最近では販売業者が精巧な作りの偽物を「スーパーコピー」とうたい、違法商品と知りながら購入する消費者も増えたという。
商品別の相談件数は、被服品類が70%で最多。次いで教養娯楽品が19%、食料品・保健衛生品は6%だった。
特に化粧品やサプリメントなど身体に使用するものは「肌がかぶれた」「かゆみを伴う湿疹、震えの症状が出た」など健康被害の報告もあり、取り扱いに注意を呼び掛けている。
ネット通販でのトラブルは業者を特定できないケースが多く、救済が難しい。国センでは日本語がおかしかったり、サイト上に「特商法に基づく表示」がないような店舗での購入は避けてほしいとしている。
URLﾘﾝｸ(www.bci.co.jp)