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■「人権後進国」と韓国の自尊心を傷つける日本極右へ
東京特派員だったころの奇異な体験談だ。2001年12月、明仁天皇が日本記者団との会見で爆弾発言をした。
日本の皇室のルーツが古代の韓半島(朝鮮半島)とつながっていることを告白した「親韓」発言だった。歴史学界では誰もが認める
事実だが、天皇自ら韓国との血縁関係に言及したことは衝撃的だった。当然、1面トップで扱われるレベルのニュースだ。
ところが、さらに驚いたのは翌日だった。翌日の日本の朝刊では、この発言が報じられていなかったのだ。唯一、朝日新聞が手短に
報じただけで、ほかの日刊紙やテレビ局は全く扱っていなかった。日本の皇室に韓国系の血が混じっている事実を、それほどまで
隠したかったのだろうか。明白な事実を恣意(しい)的に握りつぶすのも、日本が言う言論の自由なのか
時として報道さえしないという、その奇怪な「沈黙の談合」にぞっとしたことを、今でもよく覚えている。
韓国の検察が産経新聞の前ソウル支局長を在宅起訴したことをめぐり、日本が強く反発している。その気持ちは十分に理解できる。
私自身も、前ソウル支局長の起訴は得るものよりも失うものが多い悪手だったと思っている。
だが、これにかこつけて新たな嫌韓論を生み出し、広めようとする日本の極右勢力や一部の政界、マスコミの雰囲気には我慢ならない。韓国をまるで言論の自由を無視する
「人権後進国」であるかのように言い立て、われわれの自尊心を傷つけているのだ。
朝鮮日報
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1:2014/11/06(木) 23:02:21.50
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