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生活保護の受給世帯 過去最多を更新
11月5日 11時42分
生活保護を受けている世帯は、ことし8月の時点で160万9000世帯余りとなり、高齢者世帯の増加で過去最多を更新しました。
厚生労働省によりますと、ことし8月に生活保護を受けた世帯は、前の月より836世帯増えて160万9830世帯でした。
受給世帯の伸びは落ち着いてきてはいるものの、昭和26年に統計を取り始めて以降、最も多くなりました。
内訳は、65歳以上の「高齢者世帯」が最も多く、前の月よりおよそ1300世帯増えて75万7000世帯余りと、全体の半数近くを占めています。
次いで、働くことができる世代を含む「その他の世帯」が18%、けがや病気などで働けない「傷病者世帯」が17%、「障害者世帯」が12%などとなっています。
一方、生活保護を受けた人の数は前の月より564人減って、216万3152人でした。
厚生労働省は「働くことができる世代で仕事に就く機会が増えるなどしたため受給世帯の伸びは鈍くなっているが、独り暮らしの高齢者の増加などで受給世帯の増加が続いている」と分析しています。
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