14/11/03 17:02:10.44 0
ソース(週刊新潮) URLリンク(www.gruri.jp)
本誌がその政治資金のデタラメぶりを暴いてから、わずか5日。小渕優子代議士(40)は、あえなく経産相辞任へと
追い込まれた。最大の焦点である観劇会の収支は謎のままだが、同じ“手口”は、地元でも横行していた。彼女を破滅へと
追いやる「元凶」とは、一体何か。
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“こんなはずでは―”
20日朝、経産省で辞任会見に臨んだ小渕大臣の引きつった表情からは、そうした念が色濃く漂っていた。
前号でお伝えした通り、彼女の政治資金収支報告書には、2010年と11年合わせ明治座での観劇代として約3384万円の
支出がありながら、参加者から集めた収入が約742万円しか記載されていない。また東京ドームの「野球観戦ツアー」でも、
同様に合計約92万円の支出オーバー。さらに、姉夫婦の経営するブティックには3年でおよそ330万円の“売上げ貢献”、
そしてネギやこんにゃくといった品も、政治資金で購入していたことが判明した。
「会見の冒頭、“心からのお詫びを申し上げます”と頭を下げた大臣は、一連の疑惑を2つに分けて釈明しました。まず、
公私混同が指摘された物品購入、もう一つは、最大の疑惑である明治座観劇や野球観戦など、収支の合わない行事費用
について。うち前者に関しては、“政治活動のための出費。公私の区別はつけている”と、問題なしという認識をあくまで
示したのです」(政治部記者)
が、闇の深い行事費用に比べ、自身がその支出の経緯を把握しているであろう物品購入についても、綻びが見えるのだ。
例えば、選挙区内の農家から毎年末に60万円分ほどを購入し、全国に贈っていた「下仁田ネギ」。会見で彼女は、
〈政治活動でお付き合いのある県外の方への贈答で、地元群馬の振興につながるものと思っていた〉
と述べ、これに先立ち、17日の衆院経産委員会で野党から質された際にも、
〈(政治資金管理団体の)「未来産業研究会」に会費を納めて頂いている方などに、お歳暮として贈った〉
そう答弁していたのだが、中にはまるで“お門違い”の送付先も含まれていた。
話は2009年初頭に遡る。当時、麻生内閣で官房副長官を務めていた鴻池祥肇(よしただ)参院議員に女性問題が浮上した
時のこと。議員宿舎に既婚女性を宿泊させていた件を本誌が報じた際、その女性は、次のように弁明していた。
〈(鴻池)先生が下仁田ネギを沢山、お歳暮で頂いたというので、保存が利くように炊いてあげるために議員宿舎に立ち寄った
のです〉
まさしくこれが、小渕議員の贈ったネギであった。さる自民党関係者が言う。
「小渕さんは08年9月に発足した麻生内閣に、戦後最年少の34歳9カ月で初入閣を果たしました。そこで、先輩への
挨拶代わりに、地元の名産をお歳暮で贈っていたのです」
鴻池事務所に聞くと、
「同じ群馬の方でも、引退された方を含めて参議院の先生からは毎年ネギを頂いております。あるいはその年は、さらに
小渕先生からもネギが届いたのかもしれません……」
と言うものの、
「当時、他ならぬ小渕さん自身が“鴻池先生の記事に出てくるのは私が贈ったネギ。まさかこんな形で書かれるなんて……”
と、酒席などで度々話題にし、嬉しげに吹聴していたのです」(前出・党関係者)
(>>2以降に続く)