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将棋棋士の谷川浩司さんが紫綬褒章
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「秋の褒章」の受章者が発表され、
将棋棋士の谷川浩司さんが紫綬褒章を受章することになりました。
谷川さんは「ファンの方たちに支えていただいたおかげです」などと話しています。
紫綬褒章を受章する将棋棋士の谷川浩司さんは、神戸市出身で52歳。
5歳の頃から将棋を始め、昭和51年、14歳でプロになりました。
史上最年少の21歳で「名人」のタイトルを獲得し、この記録は今も破られていません。
平成4年の竜王戦や、平成7年、阪神・淡路大震災の頃に行われた王将戦、
それに「永世名人」の資格を得た平成9年の名人戦など、羽生善治さんとの数々の名勝負は多くの将棋ファンを引きつけました。
おととしからは日本将棋連盟の会長を務め、将棋の普及や後進の育成にも当たっています。
勝敗が決する「詰み」の形から逆算して指し方を決める
「光速の寄せ」という鋭い攻めで知られ、
将棋の技術進歩に大きく貢献したことが評価されました。
谷川さんは、
「ファンの方たちに支えていただいたおかげです。この年になるとなかなか勝率も上がらず、
心配をかけることが多くなっていますが、
『もう少し頑張れ』と言われているように思います。
気持ちを新たに会長としての公務も務めていきます」と話しています。