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GPIF、運用見直しを決定 国内株を25%に引き上げ
約130兆円の公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は
31日、運用の基本ポートフォリオ(資産構成割合)を見直し、
国内株式を現行の12%から25%に引き上げると発表した。
許容範囲とする上下の変動率は6%から9%に拡大する。
国内国債に偏った運用を改め、年金給付の原資を増やす。
同日、塩崎恭久厚生労働相から認可を受け、施行した。
国内株のほか、外国債券は現行の11%から15%に、
外国株式は12%から25%に引き上げた。一方、
国内債券は60%から35%に大幅に引き下げた。
上下の変動率は外国株式が5%から8%に拡大。
国内債券は現行の8%からに10%に広げた。
一方、外国債券は5%から4%に縮小した。
これまでの基本ポートフォリオでは短期資産を5%として構成してきたが、
今後は短期資産を設けず、
4資産で100%になるように設定する。
◎GPIFの資産構成割合
今回発表した割合 6月末時点の比率 これまでの割合
国内債券 35% 51.91% 60%
国内株式 25% 16.79% 12%
外国株式 25% 15.54% 12%
外国債券 15% 10.76% 11%
※上下変動率は国内債券が8%から10%、国内株式6%から9%、
外国債券5%から4%、外国株式5%から8%に変更された。
6月末とこれまでの構成割合には短期資産の5%保有が設定されていた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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