14/10/29 02:19:40.86 0
※>>1の続きです。
こうした状況はいつまで続くのか?
第一生命経済研究所の主席エコノミスト・永濱利廣(ながはまとしひろ)氏が話す。
「円安・原油高の状況は10月中旬の数日で若干和らいではいますが、
日本政府は今後もしばらく紙幣の供給量を増やす金融緩和策を継続する方針で、
アメリカは逆に紙幣の供給量を減らす金融引き締めに入り、過去の経験からしても
これを3年程度は継続させます。
そのため、円安ドル高の状況は、少なく見積もってもあと2年程度は続き、
輸入コストが高値になる1ドル=110円近辺で推移する可能性もあります。
原油価格も収束のメドが立っていないイラクやウクライナの情勢次第では、
再び高値圏に入る恐れもあります」
少なくとも2年!そんな物価高がこのまま続くと、一体何が起きるのか?
投資家B氏がこう話す。
「“デフレ企業の逆襲”です。すでにその芽は出ていて、かつて“デフレの象徴”と呼ばれた
企業が続々と値上げに踏み切っています。ユニクロは秋冬物の商品を一律値上げし、
松屋や吉野家は牛丼の“プレミアム化”を図って価格を引き上げ、家電量販店では
家電製品の価格.comの最安値を提示しても対抗値下げに応じなくなっているのが
その典型例。
そこには、今年15年ぶりの賃上げ率を実現したことや、4月の増税を契機に
『値上げを怖がる必要はなくなった』と考える企業側のホンネが透けて見える。
今後、デフレ下の過当競争で損した分を、円安による原料高騰や来年の再増税に乗じて
一気に取り戻そうとさらなる値上げを図ってくることも考えられます」
これを“脱デフレ”というのだろうか。
ドミノ値上げはまだまだ続く―体力のある大手は価格に転嫁できるとして、
100円ショップはその間に消えゆくのか?
※以上です。