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【御嶽山噴火】避難中にジャケット渡す 死亡の男性、女児守ろうと
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産経新聞 2014.10.18 22:30更新
御嶽山噴火で亡くなった愛知県豊田市の小学５年、長山照利さん（１１）が
発見時に着ていた大人用のジャケットは、同じく噴火で死亡した横浜市の会社
員、近江屋洋さん（２６）のものだったことが１８日、捜索関係者への取材で
分かった。
関係者によると、噴火後、長山さんと近江屋さん、もう１人の女性登山者は
山頂付近の同じ岩陰に避難した。長山さんが「寒い」と話したため、近江屋さ
んがザックから緑色のジャケットを出し、女性登山者に長山さんに着せるよう
頼んだ。近江屋さんも負傷していたが、長山さんの足のけがを手当てしたという。
４日に長山さんの死亡が確認されてから、長野県警は無事だった女性登山者
に事情を聴くなどして、ジャケットの持ち主を捜していた。３人は互いの名前
を教え合っていたため、特定できた。県警が来週にも近江屋さんの両親に返す
予定。