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埼玉・入間市で15日夜、21歳の女子大学生が刃物で刺され、殺害された事件で、逮捕された男は、
警察の調べに、「誰でもよかった」と供述しているということだが、男が、女子大学生に
好意を寄せていたとみられることが、知人の話で新たにわかった。
悲劇は、女子大生が、1人で歩いて帰宅する途中で起きた。
佐藤静香さん(21)が倒れていたのは、佐藤さんの自宅まで、わずか数十メートルという位置だった。
15日午後11時ごろ、埼玉・入間市の路上で、佐藤静香さんが、胸などを刃物で刺され、倒れているのを近所の人が通報。
病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
佐藤さんの知人は「すごく明るく、優しい子だったので。駅とかで会っても、笑顔で手を
振ってくれた。あとちょっとで帰れたんですよね。家の目の前...」と話した。
佐藤さんは、直前まで、自宅近くのコンビニエンスストアでアルバイトをしていた。
発見から3時間後、1人の男が警察に出頭した。
男は、「コンビニから出てきたところを、いきなり後ろから背中を刺した」と供述している。
警察は、沼田雄介容疑者(20)を佐藤さん殺害の疑いで逮捕した。
沼田容疑者は、地元の消防団に所属していたという。
沼田容疑者の知人は、「いつも笑っていて、優しい感じ。消防士を目指してたんじゃないかなと思いますけど」と話した。
沼田容疑者は、佐藤さんとの接点について、「誰かを殺そうとした。誰でもよかった。(容疑者は)コンビニなどで
見たことがある程度」と供述しているという。
しかし、2人を知る人物は、「(沼田容疑者に)『いい人がいる』って聞きましたけど。コンビニで、買い物に行くじゃないですか。
なんか、(佐藤さんを)そこから気に入っちゃったんじゃないですか、たぶん。かわいいって言ってましたね」と話した。
沼田容疑者は、佐藤さんに好意を寄せていたという。
また、2014年2月には、沼田容疑者が、当時つきあっていた女性と別れたあと、女性のバイト先まで追いかけ回していたことがあったという。
沼田容疑者は、調べに対し、「大変なことをしてしまった」と話している。
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