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元京都市議会議長、父の法人に政活費１千万円
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元京都市議会議長の橋村芳和市議（５２）＝自民、５期目＝が、２００９～１３年度の政務活動費（１２年度までは政務調査費）から計約１０００万円を、
自宅敷地内にあるプレハブを事務所として借りた賃料として、父親が代表を務める宗教法人に支払っていたことが１１日、分かった。
市議会の指針は、親族が代表を務める法人への支出について
「社会通念上疑義を生じてはならない」と定めており、橋村氏は
「疑念を持たれること自体は申し訳ない。政務活動費の重要性を十分に受け止めながら、新たな事務所探しを含め、より適正に活動していきたい」
と話している。
橋村氏や収支報告書などによると、賃料として毎月１６万～１８万円を事務所費として計上。
領収書の受取人は父親が代表の宗教法人「橋村寺」としていた。父親は今年１月亡くなった。
市議会事務局は、橋村氏の支出について
「賃貸契約書や領収書に問題はない。賃料も著しく高いとは言えない。指針は努力義務で、違反や抵触といった性質のものではない」とした。
橋村氏は１９９１年に初当選。１３年５月から１年間、京都市議会議長を務めた。